加古川で小学生からはじめるピアノ教室 シェリー音楽教室

ピアノコンクールで受賞しても感動しない演奏

ご訪問ありがとうございます。

何故、ピアノを習う子供たちはピアノコンクールを受けるのでしょうか?

当教室でもコンクールの実績はありますが、特別に推奨はしておりません。

他人からの評価をもらえると励みになりステップアップ出来ることは勿論ありますが、他人からの評価だけを目標にピアノを弾いていると、ピアノ習得への方向性がおかしな方向へと向かっていき、本来の芸術への感動や感性を見失い機械的な演奏、ミスはしないが薄っぺらい演奏になっていきます。

昔、ある小学生の子が体験レッスンに来られました。

聴かせていただくと、しっかりと仕上がっておりミスなく演奏されました。

正にコンクールのために仕上げた演奏でしたので、コンクールは受けたことがありますか?とお聞きすると、コンクールでいくつかの賞を貰っているということが分かりました。私は、上手ですねという意味でお聞きしたのではなく、コンクールのために弾いているピアノ演奏だということが伝わったのでお聞きしましたが、勘違いされたようでした。

お母さんが仰いました。ピアノは習ってこなかったが子供がピアノを習いはじめてコンクールを受けてピアノというものはどういうものか大体分かりました。と…。

そうならば、私がお教えすることはありませんよね。当時の先生からレッスンが受けられなくなったため引き続きコンクールを受けていきたいというご要望でしたが、当教室はコンクール実績に重点を置いておりませんので他のお教室に行かれた方が宜しいかと思いますとお断りさせていただきました。

私には分かるのです。コンクールのために弾いている演奏と、本当にピアノが好きで弾いている演奏が。

沢山、ピアノが上手な子供たちを見てきました。決して、ピアノコンクールで評価されるだけがピアノが上手い!ということではありません。

むしろ、コンクールを受けない子供の方がピアノが好きでのびのびと演奏し長続きしています。

当教室でピアノコンクールを受けたい生徒さんには一定の基準を設けています。

続きはまた次回に♪